ブランディング戦略

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
消費者が、製品やサービスに対し、ブランドという価値を見出すための企業側の戦略の一つを「ブランディング」といいます。
ブランドという要素を確立することにより、他社との競合において区別し、市場における製品の位置づけを明確にすることができます。
ブランドという個性を持った製品は、消費者の関心を集め購買意欲を促進する効果があります。
「戦略的ブランド・マネジメント」というブランドを戦略的に捉えた本の著者であるケビン・レーン・ケラーは、「ブランディングは精神的な構造を創り出すことであり、消費者が意思決定を単純化できるために製品やサービスについての知識を整理すること」と定義しています。
ブランドの要素として、ブランドそのものの名前やロゴ、キャラクター、パッケージやスローガンなどが挙げられ、これらの要素を的確に使うことでブランドイメージや認知度が高まるのです。
「ブランド」は「商標」ともいわれており、消費者からの信頼を得るための付加価値や資産として重視されています。
しかし、時としてブランドイメージが崩壊し、資産としての価値を失い負債となる場合もあります。
企業の不祥事や製品に対するクレームなどが原因となり、築き上げたイメージが壊れることもあり得るのです。
こうしたことがないよう、生産する企業には製品やサービスをブランドとして確立し、維持していくための社会的責任が生じてきます。
しかし、近年、製品やサービスの品質の差異がなくなりつつあり、製品をブランド化しようとしても、特徴や他社製品との区別をアピールしにくくなっています。
そうした時代において、製品やサービスをどういう位置づけに確立することができるか、また、獲得した位置をどう確保し続けることができるか、製品の入れ替わりが速くなっている市場において、ブランディング戦略をどう打ち立てるのか、企業にとって大変重要な戦略の一つになっているのです。
また、ブランドに関する用語の中に、ブランドロイヤルティという言葉があります。
「ブランドロイヤルティ」とは、消費者が繰り返し、特定のブランド製品やサービスを購入する程度を表しています。
消費者がいかに対象となるブランドを好んで使用しているかの頻度や信頼度を表す基準となるもので、ブランドロイヤルティを持った消費者が増えることが、ブランディング戦略の目的なのです。
安定した収益や利益率を高く設定することが可能になり、ブランドやブランドを創り上げた企業が安定することで、社会的役割を担うことにも繋がっていくのです。

注目の情報