顧客とマーケット

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一般的に顧客といえば、企業や顧客に対し贔屓にしてくれる得意客のことをいいます。
ただし、市場(マーケット)における顧客とは、既に製品やサービスを購入したことのある顧客とは別に、潜在的に存在する顧客のことも含め、全てを総称し顧客と呼んでいます。
こうした顧客の需要に対し、製品やサービスの提供者である企業などは、市場に対し供給を行います。
需要とは、自発的消費を目的とし市場において購買力に裏づけられた欲求のことであり、供給とは、販売を目的として製品やサービスを市場に送り出す経済活動のことをいいます。
既存の顧客が求める製品やサービスが果たして何なのか、また、潜在している顧客は何を求めているのか、供給する企業側は顧客の意識を常に考え検討していかなければなりません。
顧客意識を分類すると、本来の機能である実用性を求める場合と製品やサービスに対する付加価値も同時に求める場合が考えられます。
さらに付加価値にも様々な種類が考えられ、製品やサービスの品質の良さ、安全性、他製品との差異と優位性、ロイヤルティ、ブランド力などがあげられます。
認知度の低い製品やサービスより認知度が高いブランド品を購入することは、顧客にとって満足度が高く、顧客の欲求を満たすことができれば継続して購入する意思決定にも繋がりますが、ブランドという付加価値がある製品やサービスはノン・ブランド品より価格を高く設定していることが多く、市場における信頼を得ていなければなりません。
しかし近年、付加価値の高いブランド品も安価に購入することができるようになりました。
海外から輸入される高級バッグやファッションなども、インターネットを介した市場やブランド品を安く販売する店舗など、ブランド品を安く買いたいという顧客の欲求を満たすことを目的とした企業などが増えています。
バブル時代が崩壊し、世界規模で不況の波が押し寄せ、市場の顧客の意識は変化しました。
以前は、ブランド品を持つことがステータスといわれるような時代でしたが、今は安価な製品に人気が集中し、ブランドでもファストファッションブランドと呼ばれる、流行をとらえながらも価格を抑えたファッション品を大量生産し、短いサイクルで販売されるファッションブランドが人気を呼んでいます。
日本のユニクロやしまむら、アメリカのGAPやフォーエバー21、スペインのZARA、スウェーデンのH&M、イギリスのTOPSHOPなどが代表的な企業で、高級店が並ぶ東京銀座の街もファストファッションブランドの店舗が並ぶようになりました。

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